刺繍画家
郷 加奈子(ごう かなこ)?プロフィール
秋田県男鹿市生まれ。京都市に嫁ぐ。
昭和53年頃、実姉が携わっていた服飾産業に於いての企業ベースから外れた大量の糸の残骸に目を止め刺繍に活かすことを思い立つ。
刺繍の題材に思案するも、かねてよりその独特の情感に惹かれていた「歌川広重の東海道五十三次」の風景を針と糸で表現することに挑もうと決心する。
試行錯誤を繰り返しながら、独自の絵画的表現を身に付け記念すべき1枚めとなる「日本橋」を完成させる。
以降20年余り、まさに一針一針紡ぐように制作を続け、ついに「東海道五十三次」全てを刺し終える。
その間、旅先で感銘を受けた「日光東照宮 陽明門」、「モンサンミシェル」等を刺し、オリジナル作品を完成させる。
現在、広重の「平清盛怪異を見る圖」等、三部作を制作。
個展歴
- 2003年 4月 那須「みちのく諸国郷土民芸館」にて個展
- 同年 5月 那須「ギャラリー那須倶楽部」にて個展
- 2004年 5月 東京上野鈴乃屋「きもの美術館」にて個展
- 同年 9月 那須「ギャラリー楸」にて個展
- 2005年 5月 第33回 国際スペイン美術賞展 出展
- 同年 10月 2005年度パリ サロン・ドトンヌ展 出展